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こどものとも年中向き
ベラルーシの昔話「くまのしっぽ」
内田莉莎子 訳
小野かおる 絵

(福音館書店)
1996年9月1日 第1刷発行




むかし、どうぶつたちは、だれもしっぽを 
もっていませんでした。


からはじまる、ベラルーシの昔ばなし。

昔、しっぽは王さまライオンしか持っていなかったんですって!!

オオーw(*゚o゚*)w
しっぽなしの暮らしは不便で、王さまライオンは

「しっぽがほしいものは、王さまの御殿にあつまれ」
とおふれをだします。

動物たちはおふれを聞いて、御殿へ急ぎます。

ところが、クマは穴にこもって寝ていたので
聞こえませんでした。

遣いの者に揺り起こされ目をさましたクマは、
ぶらりぶらりと歩いてゆきます。

途中、蜂蜜を食べたり、蜂蜜で汚れた毛皮を川で洗ったり、
挙句の果てには、昼寝までしてしまったものですから、
たどりついた時には、もうしっぽはひとつも残っていませんでした。

怒ったクマは森に帰り、アナグマを見つけると
腕ずくで取ろうと襲いかかります。

アナグマは逃げましたが、しっぽの先を取られてしまいました。


クマのしっぽが小さいのも、

アナグマのしっぽに黒いシマ模様があるのも、

アナグマが穴の中で暮らすようになったのも、

みんなみんな、昔々のこの出来事があったから・・・。


うんうん、なるほど!
うなずけます。
(*'-'*)

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